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5つのAIサブスクのQuotaタンクを前に、どの契約を減らすか悩む開発者

AIコーディング系のサブスクを全部契約したら、性能が飽和して減らしたくなった

Kojiro Tanaka

AIコーディング系のサブスクを、そろそろ減らしたい。

思いつく限り契約した結果、こうなっている。

比較のためではない。新しいモデルやサービスが出るたびに試し、Quotaが足りなくなるたびに追加した。

ところが2026年になり、どのAIも普通のコーディングには十分すぎるほど賢くなった。以前は性能で選べたが、今はどれを使ってもだいたい仕事になる。性能が飽和した結果、解約する理由が見つからない。

差が出るのは、モデルの賢さよりQuota、サービスの安定性、コーディング以外の付帯機能である。安いAIを普段使いし、Quotaが切れたり応答が止まったりしたら別のAIへ逃がす。便利ではあるが、全部を維持するほどなのかは怪しい。

ということで、何を残して何を減らすか考えるための、2026年7月時点のメモ。

Z.ai Coding Plan Max

2026年の初めに年間約250ドルで契約した。当時の条件では、ほぼ使い放題の感覚だった。

初期のGLM-4.7はポンコツだった。意図を見失うし、コンテキストも短い。安いから我慢して使うモデルという印象だったが、GLM-5.2で別物になった。

GLM-5.2は要求の意味をよく理解し、調査、実装、テストを繰り返す長いタスクでも目的を保持できる。公式も長時間タスク向けとしており、100万トークンのコンテキストを使える構成がある。もはや安い代替モデルではなく、普通に主力である。

Hugging Faceが自律AIエージェントによるサイバー攻撃を受けた際、商用フロンティアモデルはガードレールに阻まれて攻撃ログを解析できず、最終的に自社環境で動かしたGLM-5.2がフォレンジックを担った。攻撃側が利用規約に縛られない一方、防御側のAIが拒否するという状況で、オープンウェイトのGLM-5.2がHugging Face防衛の要になったのは象徴的だった。

問題はZ.ai側の安定性。混雑時は遅くなり、返答が途中で止まることもある。レート制限や同時実行数はリソース状況で動的に変わるため、締切のある仕事をZ.aiだけに任せるのは怖い。

普段はOpenCodeやKilo Codeのコーディングハーネスから使っているが、APIキーなのでOpenClawにもそのまま入れている。OpenClaw自体はCoding Planの対応ツールだが、ロールプレイや常駐チャットボットとして契約枠を使うと制裁を食らう、という噂もある。Coding Planはあくまでコーディング用途の契約なので、商用運用したり極端にトークンを使ったりしなければ大丈夫だと思う(投げやり)。

安く大量に使えるので普段の主力。ただし止まったらCodexかClaude Codeへ逃がす。GLM-5.2は単独で戦えるが、Z.ai Coding Plan単体では運用しづらい。

Claude Code Max 20x

Claude Codeは神。

調査、設計、実装、テスト、デバッグまで、そのまま仕事を完了させる能力が高い。画像を渡してUIを直させることもできるので、フロントエンドでも使いやすい。

新モデルが出るたびに「バカになった」「性能が落ちた」と言われるが、ユーザーがうるさいだけでは、と思っている。曖昧な指示で一発正解を求め、外したら劣化扱いする。目的、制約、受け入れ条件を渡せば十分すぎるほど働く。

GPT-5.6 SolClaude Fable 5はよく比較されるが、よほどフロンティア性能が必要でなければ片方でいい。日常の開発では性能差より、Quotaと使い慣れた環境の方が効く。

Max 20xは高い。それでも、確実に仕事を進めたいときの本命として使っている。

ChatGPT PlusとCodex

GPT-5.6 SolがCodexに来てから、かなり使い勝手がよくなった。能力はClaude Codeと並んで本命級。

ただしPlusでSolを本気で使うと、すぐQuotaがなくなる。大きなリポジトリや長時間タスクを何本も任せる単体運用は厳しい。PlusでもSolは使えるが、Solを使い続けられるだけの契約ではない。

一方で、ChatGPT Plusには通常のチャット、検索、ファイル分析、画像生成もある。Codex専用として見るとQuotaが少ないが、OpenAIのサービス一式への契約としては価値が高い。

X Premium+(SuperGrok)

年間約6万円、月額換算で約5,000円。AIコーディングだけなら少し高いが、Xで情報発信しながら調査、文章作成、画像生成、コーディングまで使うなら元は取れる。

専用のコーディングエージェントほどではないものの、何でも卒なくこなす。性能とQuotaのバランスもよい。

チャット、画像・動画生成、音声、Buildは同じ週次Quotaを共有する。画像を作りすぎるとコーディング側も減るが、用途を限定せず使える総合枠として便利。

Google AI Pro

Google AI ProもChatGPT Plusと似た総合枠。コーディング、調査、長いコンテキストの読解などを一通りこなし、Google製のAIツールやストレージもまとめて使える。

YouTube Premium Liteも付く。YouTube Music Premiumは含まれないが、AI以外の付帯価値としては大きい。

ChatGPT PlusとGoogle AI Proの両方が必須とは思わない。ただ、コード以外の調査、文章、画像などを受け持つ総合AIとして、OpenAIかGoogleのどちらか一方は欲しい。

何を残して、何を減らすか

全部契約する必要はない。安い主力ひとつ、信頼できる本命ひとつ、コード以外にも使える総合AIひとつがあれば成立する。

問題は、どれも単純には切れないことだ。

Z.aiは安い。Claude Codeは一番信頼できる。ChatGPTとGoogleはコーディング以外にも使う。SuperGrokはX Premium+込みで考えると元が取れる。全部に残す理由がある。

性能差が大きかった頃より、どれも十分に賢くなった今の方が契約を選びにくい。モデルの性能比較をするより、一度どのサービスを使わずに過ごせるか試した方がよさそうだ。

AIが賢くなりすぎた結果、AIサブスクを減らせなくなった。今の悩みはそれである。

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